コミュニケーション能力の育成において、よく相談を受けますが、よくあるパターン。
　
・うちの社員はコミュニケーションが苦手でして・・・
・お客様とコミュニケーションが上手に取れないようで・・・
・部署をまとめるには、どのようなコミュニケーションが必要ですか・・・
　
など
　
よくよく話を聞くと、相談者にとって不都合なことを、相手のコミュニケーション能力が無いと責任を転嫁していることがほとんどです。
　
基本的に、まず「相手を理解しよう」とする相談者のコミュニケーション不足から問題ははじまります。
　
コミュニケーション能力の育成を考える時、どのよのな状態が、コミュニケーション能力が高いと言えるのか？ということはとても重要なことです。
　
上司にとって都合が良いと感じるコミュニケーション能力は、ほとんどの場合は報告が上手な人ことがほとんです。この場合は、コミュニケーション能力と捉えるよるより、どうしたら上手に報告ができるようになるのか？ということを育成した方が良いと言えます。
　
コミュニケーション能力という言葉の概念には、多くのことを含みますので、要求することをしっかりと理解しておきましょう。
　
あなたは、コミュニケーション能力がありません・・・と言われたら何を改善して良いのか通常は理解に苦しみます。また、受け手は人格を否定されたようにも感じます。
　
あなたは、報告が下手ですよ・・・と言われたら、報告の仕方を考えれば良いだけです。こちらは能力の問題として受け止められます。