大学のレポートとは違う
　
社会では、数々の研修が行われ、社員やスタッフの能力開発が行われます。研修では、必ずレポートを書かなければなりませんが、その形式や内容として扱われることは様々です。
　
レポート（客観的事実）と感想文の違いを、前項で述べましたが、研修では双方が入り混じるような場合や、精神的な部分までも表現されることが増えています。また、提出を求める側が、求めるレポートの内容を理解しておかなければ、双方による食い違いが大きくなり、ストレスを生み出します。
　
研修におけるレポートは、必要要綱を確認すること
　
例えば、レポートの基本概念である、客観的事実に基づいて、研修レポートを提出するなら
　
例　マナー研修のレポート
　
接客における、言葉遣いについて、丁寧語、尊敬語の理解が浅かった（事実）おことに気付け、新たに言葉遣いを習得できる研修レポートでした。
　
感想文的なレポートで、研修レポートを提出するなら
　
例　マナー研修のレポート
　
研修を通して、マナーが大切（感想）だと感じました。お客様により一層満足してもらうために、よりチームワークを向上させたいです。
　
感想では、研修によって、何を感じたか？ということが書かれることになりますが、事実では問題点そのものが書かれることになります。
　
レポートを受け取った方が、対応しやすいのが、事実に基づくレポートであるということは言うまでもありませんが、ビジネスシーンにおいて提出されるレポートは感想文であることもあります。